bookmountainの日々

日々感じた事、家具の事を思いのままに
直接
 昨日の工場で一人残っているとき、休憩室にあるTVを何気につけてみると、興味深い番組が。
NHK「クローズアップ現代」でイタリア人以外で初めてフェラーリをデザインしたプロダクトデザイナー奥山清行氏による地場産業の活性の取組。もちろん技術がある企業が対象でしょうけど。
 
 高い技術の地場産業に奥山氏の高いデザインを加えた製品を作りだし、東京には行かず地方から直接世界へと。
 なぜそうするのかというと日本では感覚的に受け入れないもの。また、コマーシャルや広告その他のメディアに出て、評価されてからでないと売れないものが多い。
 しかし、欧州の見本市や自動車ショーには全世界から鋭敏な感覚を持つ人たちが集まり、感覚的に"良いもの"を判断し、商談が成立するということらしい。

 で今回、岩手の小さな自動車メーカー(今までは大手メーカーの試作など、大手メーカーからの下請けが主)が奥山氏がデザインの車でジュネーブ国際モーターショーに出品。
 アルミとカーボンファイバーの超軽量ボディで、無塗装。
アルミを塗装しないってことはかなり至難の業みたいで。実際ボディ製作過程で技術者(職人さん)が納期を考えて奥山氏に塗装のサンプルを見せようとする場面が。そこで奥山氏が”ごまかすの?僕はそれ考えてない。たとえ無塗装で間に合わなくても、塗装することの方が社会的信用を考えるとリスクが大きい”っていうニュアンスの話を。その後技術者の顔が変わったのが印象的でした。
 
 アルミの無塗装を作り出す工程では叩いて形状を整えて、また微調整で叩いてそして磨い行く。とそうすれば荒い肌のままで塗料を重ねていけばきれいに仕上がる。しかし無塗装では荒い仕上げの後ひたすら磨きつずけて行き鏡面まで仕上げるのかなって勝手に想像してたら、ほんとすごいなと。木材でも仕上がりはよくよく見るとわかりますけど。
   
 結局、ジュネーブ国際モーターショーでは世界の方々に、日産の中村さんも絶賛。そして1台1500万の車に受注が殺到してるみたいです。今までの納期と品質のバランスがより品質重視の商品を作ることに挑戦することで、会社の力が、技術者(職人)の自信がついたような。挑戦することでやはり成長するのだなと思った次第です。 

 直接世界へ行くことにはそのプロデューサーが重要だなと。

 ちなみにTVの一場面でイタリア、トスカーナに拠点をもつチェコッティ社が出ていました。約300万のデスクがあり、前々から気になっていて少しでも見れたのはうれしかったなと。一度見れたらうれしいのですが・・。
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